距離を越えて結ばれたふたり。オンラインから始まった恋愛

1人目

お名前
(仮名)みか
性別・年代
女性20代
属性
M
都道府県
北海道

2人目

お名前
(仮名)よしき
性別・年代
男性20代
属性
S
都道府県
福岡県

出会いのきっかけ

彼と出会ったのは、kai meetsのオンラインアポでした。私は北海道、彼は福岡。正直、最初は「距離がありすぎるかもしれない」と思っていましたが、「良い人と出会うためには出会いの範囲も広げるべき」と思い、思い切って出会いの対象を全国に設定してみました。

オンラインアポでは互いのプロフィールを見て相手の人となりを確認したら、LINEやカカオの連絡先を事務局から提供してもらいます。(もちろんお相手の承諾を得た上です)LINEのやりとりの段階で、彼の優しそうな性格が垣間見れ、その数日後にはふたりで時間を合わせてオンラインで話すことができました。


初回のオンラインアポ

初回のアポでは、お互いの仕事の話や日常の過ごし方、好きな食べ物、旅行の話など、まるで友達のように自然に会話が弾みました。

SMやフェチについても軽く触れつつ、「安心感がベースにないとそういう関係は成り立たないよね」と価値観を共有したことを覚えています。女性は特にプレイの上でも情緒や信頼を重視する傾向にあると思うので、彼がそれを理解してくれていることに安心感を得ました。

画面越しに伝わる彼の穏やかな笑顔と、落ち着いた声。そして何より、話を聞く姿勢がとても誠実で、“この人なら信頼できるかもしれない”という直感がありました。彼が住む福岡は遠いけれど、会話を通して自分の中でも恋心に近いものを感じていたため「この気持ちに素直になってみたい」と思いました。


LINEでのやりとり

オンラインアポが終わると、彼からLINEが届きました。「今日は話せて嬉しかったです。距離はあるけど、少しずつ知っていけたら。もしよかったら次は僕が北海道に行きますよ」

彼は北海道に来たことがなく、旅行も兼ねてぜひ私に会いたいと話してくれました。「それなら」と私も自分の住む街を案内したく、翌月の週末に予定を合わせることにしました。たった一度のオンラインアポでしたが、私に会いに来ると決心してくれた行動力のある姿がとても魅力的で、彼と会う日が早速待ち遠しくなりました。

それから毎日のようにメッセージのやり取りが続き、お互いの暮らしや仕事の話、好きな音楽の話などで会話が途切れることはありませんでした。

やり取りの中で、彼が「北海道って冬、星がすごく綺麗なんでしょ? いつか一緒に見たいな」と言ってくれた瞬間、たとえ遠距離でもそばにいてくれているような気がしました。長い間恋人がいなかった私にとっては、そんな存在が世界のどこかにいるだけでもかけがえのないことのように感じられたのです。


初めてのリアル対面

翌月は、北海道で彼と会うことができました。オンラインで話していた時よりも、ずっと顔が小さく等身のバランスが良いことにとても驚きました。旅行中とはいえ、カジュアルな中にも清潔感のある服装で「こんな男性と横に並べるなんて夢見たい」と思ったほどです。一緒に食べたランチも、歩いた道も、まるで前から付き合っていたような自然な時間。

すでにLINEでもSMのことについてやりとりしていたので、互いにそれとなく意識する瞬間はありました。その日の対面ではプレイにまで至らなかったのですが、その彼の態度にも私は愛おしく感じました。
なぜならば、北海道に来るまで飛行機代も宿代もかかっています。けれども決して「元を取ろう」といったような強引な姿勢ではなく、「これからゆっくり進めていけばいいからね。もっとお互いのことを知りたいし、よかったらお付き合いから始めてもらえませんか?」と聞いてくれたのです。SMの出会いではありますが、まずは恋心から始まったのが私たちの関係です。

彼は「今後は中間地点で会えたら」と提案してくれました。翌月に東京、その次の月は私が福岡に行くことでふたりの新しい思い出が積み重なり、より絆が深まっていった気がします。ふたりの気持ちが重なったタイミングでプレイにも至りましたが、その時にはすでに愛情が構築されていたので喜びは言葉では言い表せないほどでした。


現在

今では、月に一度のペースでどちらかが会いに行く関係が続いています。LINEでは毎日のように「おやすみ」と「おはよう」を交わし、社会人同士のカップルとしてはちょうどいいペースかなと感じています。欲を言えばもう少しふたりでいられる時間を増やし、将来のことも考えていきたいな…と思っているので、私が彼の住む福岡に引っ越しをするかなども検討中です。この先のことはまだ分かりませんが、良い関係でい続けられるように互いに努力していきたいです。

(レポート内の写真は、プライバシーを守るためイメージとなっております。本人の写真ではございませんのでご了承ください)